AIを使ったLINEスタンプ制作・販売の工程と費用

AIによるスタンプ制作をイメージした、小鳥のイラストと制作ツールの抽象的な構図 生成AI

AIでLINEスタンプを作る前に知っておきたいこと

画像生成AIを使えば、スタンプ用のキャラクター案や表情違いの画像を作成し、必要に応じて修正できます。ただし、画像が生成できたことと、LINEの審査条件に合うことは別です。この記事では、公式情報をもとに制作から販売申請までの流れ、画像規格、AI使用の申告、費用の考え方を整理します。実際の制作時間・請求額・審査通過・売上を検証した記事ではありません。

AI画像生成から販売申請までの基本手順

AIによるスタンプ制作の工程を、キャラクター設計、画像生成、背景透過、画像調整、提出準備の順に描いた概念図
AIスタンプ制作の作業イメージ。実際のLINE操作画面や審査結果ではありません。

  1. オリジナルのキャラクター設定、使う場面、表情やセリフを決め、セット全体の方針を作る。
  2. 画像生成AIにキャラクターの特徴とポーズを指示する。参照画像や共通の設定文を使い、必要な箇所を繰り返し編集して絵柄をそろえる。
  3. 背景を透過し、絵柄や文字が小さい画面でも判別しやすいか確認する。
  4. LINEの提出条件に合わせて画像サイズ、容量、形式、余白を調整し、メイン画像とトークルームタブ画像も用意する。
  5. クリエイター情報と作品のテキスト・画像を登録し、AI使用の有無を正しく申告したうえで審査を申請する。
  6. 審査で承認された後、公式画面からリリース手続きを行う。

この工程はOpenAIの画像生成APIの機能とLINE Creators Marketの制作・登録手順を組み合わせた、実施前の作業設計です。特定のツールだけで全工程が自動的に完了することを保証するものではありません。

LINEスタンプの画像規格

以下は通常の静止画スタンプに関するLINE Creators Marketの制作ガイドラインの要点です。

  • スタンプ画像:8・16・24・32・40個から選択。最大370×320px、1枚1MB以下。
  • メイン画像:1個、240×240px、1MB以下。
  • トークルームタブ画像:1個、96×74px、1MB以下。
  • 共通条件:PNG形式、RGB、72dpi以上。サイズは偶数とし、イラストなどの背景は透過させる。
  • 一括アップロード:ZIPファイルは60MB以下。絵柄の外側には10px程度の余白が案内されている。

審査申請後はスタンプの個数を変更できないため、何個セットにするかを先に決めておく必要があります。アップロード前には画像ごとの見た目・文字の誤記・透過状態・ファイル容量を確認します。

画像生成APIの透明背景とLINEへの提出形式は別

OpenAIの画像生成APIの公式リファレンスでは、対応するGPT Imageモデルで背景にtransparentを指定でき、透過背景の出力形式としてPNGまたはWebPが案内されています。一方、LINEへ提出するスタンプ画像はPNG形式です。画像生成時にWebPを利用した場合も、提出前にはPNGへ変換し、透過状態や画質を再確認してください。

AI生成作品の申告と審査・権利の注意点

LINE公式ヘルプの「AIの使用」に関する案内では、販売申請時にAIの使用有無を事実に基づいて正確に設定することが求められています。「AIを使用しています」に設定すると、購入ページにAI利用を示す表示が挿入されます。さらに、LINE側から生成時のプロンプトなどの提出を求められる場合があるため、制作指示・編集履歴・使用素材の出所を保存しておくと確認に対応しやすくなります。

LINEの案内では、第三者の著作物・著名キャラクターを模倣した生成作品の申請・販売が禁止されています。通常の審査ガイドラインでも、権利侵害や権利の所在が不明な作品、会話に適さない作品などは不適切と判断される場合があります。AIが生成したという理由だけで著作権や審査上の問題が解消するわけではありません。

制作費用と販売収益はどう考える?

LINEスタンプ制作の費用と販売収益の関係を示す、数値を含まない概念図
収支を整理するための概念図。実際の制作費・手数料・分配率・利益を示すものではありません。

AI画像生成APIの料金は、モデルや入力・出力の内容などによって変わります。OpenAIの料金ページでは画像生成モデルの料金がトークン単価で示され、画像生成ガイドには費用を見積もるための計算機が案内されています。100万トークン当たりの単価を、そのまま画像1枚の料金とみなすことはできません。生成や編集の回数を記録し、実際のAPI利用額を確認して初めて、1セット当たりの制作費を評価できます。

LINEのご利用方法ページでは、AppleやGoogleなどの手数料を控除した売上の50%を受け取る仕組みが案内されています。一方、LINE Creators Market利用規約第9条では審査申請日やプラットフォーム手数料などを踏まえた計算方法が定められており、LINEスタンプ プレミアムには別の分配条件があります。実際の手取り額を一律に保証する説明や、未検証の利益予測は避けるべきです。

現時点では、スタンプ8個を実際に生成・調整した費用や、審査結果を記録していません。今後の実制作で生成回数・修正回数・画像調整時間・API請求額・審査結果を記録し、その範囲で具体例を追記する予定です。

参照した公式情報

確認日:2026年10月21日(日本時間)。記載の仕様・条件は申請時に公式案内を再確認してください。

タイトルとURLをコピーしました